新年入荷その７ Uボートレザージャケット

本日２回目のブログ更新です。
明日もおまけ分のブログ更新予定です！

約１年ぶりにU・ボートジャケットが入荷いたします。
余計な装飾性が一切ない、ブラックカラー、カウレザーを使った30〜40年代の一着です。

スタンドカラーの高さぎず低すぎずない立ち上がりや、経年によりできあがったカーブの角度は、わざとらしさのない美しさです。

すらっとした後ろ姿を見ていただくと色ムラがよくわかると思うのですが、決して状態がよいとは言えないピースです。
ところどころにレザーの塗料のめくれやかすれによる退色があります。
それでも、「素材の馴染み」と形容できる味わい深さを感じられるのは、もともとのレザーの質の良さや原始的な塗料のおかげだと思います。

裏地には少しザラッとした素朴な触り心地のウールが入ります。
メランジのチャコールグレーは表のレザーに負けない素材です。

文句のない格好の良いシルエットに、レザーの艶感が乗っています。
そして素材のシワ、かすれ、ヒビなども重なって迫力のある一着に仕上がっています。

これからも長く着ていただくなら、ときどきでオイルを入れるなどのお手入れは必須です。
大事に着ていただける方に、ぜひ！と思います。


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Address　〒166-0003 東京都杉並区高円寺南３丁目５７−３、ベルクレストビル1F
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新年入荷その６ ハルトマンのレザージャケット

今日も１月３日に入荷する商品をご紹介していきますね。

スペシャルピース、ハルトマンタイプのレザージャケトが入荷します。
軽量かつ耐久性のあるサマーフライトジェケットとして空軍内のシンボル的な一着だったようですが、残っている数が少ない貴重な一着になります。

フロントは胸を斜めに走るジップポケットとフラップつきのポケットがシンメトリーに並びます。
角度や形状の違いはありますが、この前からのデザインがハルトマンタイプの特徴です。

コンパクトなショート丈、カーブを描く袖はやや太めのつくりです。
背中の可動域をまかなうよう両サイドにタックと腰幅の調節のためのスラッシュとベルトがついています。

遠目から見ると色ムラを感じるジャケットですが、革の表情がとても豊かな一着です。
深く浅く、不規則に寄ったシワ模様は、特に左肩に印象的に入っています。
整えられていない素材からは強さがにじみます。

金具で止める腰元から続くジップはECLAR社のもの。
3つ並んだ丸い金具とフラップのカーブの曲線が、かっちりしたデザインの上に柔らかさを落とします。
冒頭の写真でも移したように、裏地は鮮やかな生地が入ります。
颯爽と、かつ力強く空を飛ぶイメージを投影したような色柄です。

どういう風に着たら格好がよいのか考えるのもファッションの楽しみですが、

「着たいから着る」というシンプルな思考に当てはまる一着な気がします。

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新年入荷その５ M38 モーターサイクルジャケット

本日５回目のブログ更新です。
今日はこれで最後です。
また明日色々と更新しますね！

人気のフランス軍M38モーターサイクルコート、
１枚だけですがお品出しです。

今回は中期モデルタイプになります。
着てみた感想ですが、首回りと肩周りのハマりが良い個体でした。

同じモーターシクルコートでも、作成された場所、年代でどこかに個性が出てくるので、
比べてみるのも面白いですよ。

大きくカーブがかったフロントの合わせ。
ここの部分は、ため息が出るほど美しいですね。

サイズは２、コットンリネン素材です。

ニットやフリースをインして着ると丁度良いくらいの個体です。


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新年入荷その４ ライダースタイプのタンカースジャケット

ソ連軍のタンカースジャケットが1年ぶりに入荷致します。
装飾などは一切ない、比翼仕立てのフロントには、腰部分にベルトがつきます。
偶発的に生まれたシルバーとゴールドの組み合わせは、嫌味なくブラックカラーに浮かびあがります。

地域ゆえの寒さに対応するためなかに着込めるよう用意された広い身幅からくるビックシルエット。
素材は、横糸が走りることで、べったりとした重たい色ではなく墨黒のようなニュアンスのあるブラックに仕上がっている丈夫なコットン素材。
シルエットと素材の組み合わせが、まさに「いま、こんなライダースジャケットほしかった！」といったグットバランスです。

両サイドのポケットは、ウール生地でつくられていて、手を入れると暖かく感じていただけます。
また左側だけにつく胸ポケットは防火用の生地でつくられています。

なかに着込めばいますぐに、軽いものと合わせれば春先まで着ていただけます。
カラー、デザイン、素材とバランスのとれた一着なので、きっとお気に入りになると思います。



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新年入荷その３ イタリア軍のダッフル？コート

本日３回目のブログ更新です。

イタリア軍から、少し変わったコートをご紹介します。
前合わせのトグルボタンから、ダッフルコートとカテゴライズできるとは思うのですが、それだけに留まらない要素を持った不思議なコートです。

まずは、ボアのついた丸い襟、チンストラップで襟を立てて着用することができます。

襟裏にはカーブを描いたステッチが整然と並びます。

トグルボタンの下に、プラスαでジッパーがひかれています。
文字など何も書かれていない、がっちりとした金具の両開きタイプです。

後ろ姿は、いわゆるダッフルコートの形ではなく、Aラインに広がるマントのようなシルエット。
大きめの裏ボアフードはボタンで取外せるようになっていて、前合わせのジッパーとともにアメリカ軍のM51パーカーを彷彿させます。

イタリア軍によく見らせる、長い袖をまくるデザイン。
袖口にはベルトまでついて、ちょっとややこしいかなぁという印象です。

表地はサラリとした綾織のコットン、裏地はコットンウールで暖かさを感じる柔らかい生地です。

どちらもガサガサしない生地なので、肩の凝らない着心地です。

大きいサイズをピックアップしてきたので、中に着込むことも可能です。
ダッフルとロングパーカーを合わせたような、ややごちゃっとしたデザイン。
嫌味のない生地感が全体を危ういバランスでまとめてくれます。


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新年入荷その２ フランス軍のカシミアコート

本日２回目の更新です。
 

店頭に入荷するとご紹介する前に売れてしまう、
フランス軍のカシミアコートが再入荷します。

以前、コットンポリタイプのものをご紹介いたしましたが、その素材違い、カシミア50％、ウール50％となります。
なめらかな手触りと、グレーと表現できる淡い色合いで、出番の多そうな一着です。

やや大きめのエッジがカーブを描く襟に、比翼仕立てのフロント合わせと、ごくごくシンプルなデザインです。

後ろ側には背中と裾に向かって２本のタックが取られ、動きやすさを確保します。
この特徴的なデザインはピエールバルマンによるもので、柔らかな素材に矢印が泳ぐように入ったタックはエッジが効いています。
美しいシルエットも背景を知ると頷けます。

裏地には優しい色合いのサテン生地が入り、インナーに対する着心地はなめらかでストレスフリーです。

今回は、２サイズでご用意ができましたので、店頭で着用感をお選び頂けます。
シンプルで飽きはこないけど、実は一癖あるデザイン、女性にも男性にもお勧めしたいコートです。



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