2020年2月27日木曜日

スウェーデン軍 2種類のサージカルガウン




スウェーデン軍のサージカルガウン、今回の買い付けの一便にて到着いたしましたので店頭にお出ししています。
前回入荷した際には、女性のお客様の反応がよく、完売していた商品です。
リンクを貼りましたので過去のブログもぜひご覧になってくだい。



今回は、前開き(写真上)と横開き(写真下)タイプ、2型入荷致します。
どちらもリボンで開け閉めしますが、横開きタイプは首元にボタンがついて、左袖も結んであるリボンをほどけばでバラっと開くことが可能です。


素っ気なくも見えるストンとしたストレートシルエット。 
後ろ姿はどちらもタックなどが入ることもなく、ごくシンプルな形をしています。




医療従事者が一番上に割烹着のように着用するため、全体の作りに簡略化が見られます。
リボンで袖まで結ぶ仕様はもちろん、袖のタックはざっくり。
そんな中でも裾の補強の三角マチは健在です。
合わせる生地を台形にするなど、より強く、という工夫も感じます。



素材は乾いたコットン。
スウェーデン軍によく見られる素材で、体に張りつかず、適度なハリを持っているので、着用時に緩くなりすぎないよい生地です。


ほどく紐、結ぶ紐を選んでざっくりと着てみました。
着用する人やその人の着崩し方、合わせる洋服によってさまざまな表情を見せてくれそうです。

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2020年2月25日火曜日

厚手のロシアンボーダーカットソー




毎年人気のロシアンボーダー、今年は少し厚手のタイプも仕入れることができました。



2000年代の近代ミリタリーの割には、レトロな雰囲気。
首元は控えめなボートネックで男性が着ても違和感がありません。
 
 

素材はコットン、ふわふわとした肌触りのニット素材です。
以前から取り扱いのあるピッチの細いロシアンボーダーと比べると、少し野暮ったいような、よりポパイよりのような。



着用すると、やや細身のつくりではありますが、生地の厚みのため体のラインを拾いません。
お色はネイビーのみ。
ロシアンボーダーファンの方には、ぜひこちらも試して頂きたいです。


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2020年2月23日日曜日

カナダ軍 オーバーパンツ 








ウエスト周りが、特徴的なパンツはカナダ軍のもの。
ドローコードに、フラップ、ポケットなど、これでもかとディテールが詰め込まれています。

イギリス軍と似たようなボタンの付き方をしているのは、元々は植民地だったという歴史背景があるからでしょうか。


お尻部分には、丸い補強布が当てられていて、なんともキュートな表情をしています。



フロントのジップは、ダブル仕様。
タグにはWINDPROOFと記されていて、多少の雨風も防げる、丈夫なコットンナイロン生地で作られています。


オーバーパンツなので、本来は中のパンツに直接手が届くようにサイドは貫通していましたが、こちらでポケット布をつけ、より実用的にしました。
最近では春らしい陽気も増えてきて、太めのパンツが気分な方も多くなってきたのではないでしょうか?



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2020年2月22日土曜日

ソ連軍 2着のメカニック・カバーオール


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珍しいソ連軍のメカニックジャケットが入荷しています。
ゴロンとしたボックスシルエットにフーディットがかわいらしいものと、襟内側に色が入った配色に個性があるもの、2着をご紹介します。




四角いポケットが両サイドにつき、ずんぐりとしたカバーオールといった印象のフーデットタイプ。
大きく少し丸みのある衿の形は、ロシア軍のタンカースジャケットと同様です。
フードは縫い付けられていて外すことはできませんが、立体的なパターンでつくられほどよいボリュウムが好印象です。




次に襟にカラーが入ったタイプ。
比翼仕立ての前合わせに、袖口には簡単なアジャスターがつき、きつくボタンを止めると袖にたわみが出て表情が出ます。



背中側のヨークはベタッとミシンで叩かれているのではなく、縦のミシンステッチによって縫い付けられていて、生地が少し浮くような抑揚を持っています。





鮮やかな群青の生地は襟内側と前合わせの内側、ポケット内側に使われていて、前を開けて着たときにもよいアクセントになりそうです。








内側の縫製ではどちらもざっくりとしたロックミシンがかけられ、お世辞にも丁寧とは言いがたい。
ですが、がっしりとした粗野なリネンキャンバス生地に組み合わさると、それはそれでよい雰囲気に見えてきます。




何回か洗濯をしたら朽ちていきそうなステンシル。
全体として素朴なつくりのアウターですが、飾らないという個性を持っています。
日常に馴染み着る回数を重ねていくうちに、自然と愛着が生まれる服だと思います。


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2020年2月20日木曜日

フランス軍 黒染めしたm52チノトラウザーズ 





ブログでも繰り返しご紹介してきたフランス軍のチノパン。
今回は当店で黒色にオーバーダイしました。
これまで、「興味はあるけれど、シルエットが野暮ったい」と感じていたお客様には是非試して頂きたいと思います。




フロントのツータックにより、前面に立体的な膨らみが出るのが特徴ですが、黒に染めたことで、引き締まり、よりテーパードが効いたシルエットに見えるようになりました。

 
トーンダウンしたカラーのトップスとも好相性です。
たとえば、ハイテクファブリックなどとも合わせて頂けるような、現代的な印象です。


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2020年2月18日火曜日

フランス軍 ホワイトカラーのパンツ



本日はこれからの季節に向けてお勧めのフランス軍のパンツを2本、ご紹介します。


まず一本目、1940年代のホワイトパンツです。
当時のフランスのワークウェアに用いられるディテイルをそのまま軍事用に落とし込んだ一本。


 

ハイバックの腰元はシンチバックで調節可能、ウエストの合わせはボタンフライで1940年代まで採用されていた三角形の合わせがつきます。




生地はコットンリネンのヘリンボン織、凹凸がはっきりと出たとてもよい表情です。
シルエットはほどよいテーパード、サスペンダーボタンが付いているので、吊って着用することを考えればサイズ問わず多くの方にフィットしそうです。





次に海軍のリネンパンツをご紹介します。
最大の特徴は当時の優しいミルク色のリネン素材でしょうか。
ぎゅっと編まれところどころネップが飛び出す豊かな風合いです。


 

マリンパンツの特徴である前あてがついたウエスト周りには、動物の骨を削って作られたボーンボタンが並びます。
ゼッケンのように取り付けられたタグにはうっすらと「1939」と製造年のステンシルが入っています。

 
シルエットはこちらも緩やかなテーパード。
着丈が少し短めなので、足首を出して着用するなど着こなしに工夫をしてみてください。

どちらも革靴にもサンダルにも合いそうなホワイトカラーのパンツです。


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