2020年5月31日日曜日

フランス軍 ホワイトリネンのホスピタルコート 


フランス軍からホワイトリネンのコートをご紹介します。
女性の医療従事者が着用していたものです。


オープンカラーのスッキリした襟元や、肩にはしる控えめなギャザーは涼しげで好印象です。



裾はすとんと落ちるI型のシルエット。
シンプルなシルエットの中には大きなボタンや八の字に傾斜したポケットなど、目を引くデザインが詰め込まれています。
それでも全体を見ると綺麗にまとまっており、癖がなく着やすいのも嬉しいポイントです。



裾内側には「H.M.(Hospital military)」のステンシルが入ります。



生地は薄手のリネン。
程よいネップが良い雰囲気です。



とても薄手なので夏の日避けにも使えそうです。
フランスの上質なリネンは羽織るだけで垢抜ける、頼もしい1着です。

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2020年5月29日金曜日

イタリア軍 プリズナーシャツ  




イタリア軍から、プリズナーシャツをご紹介します。
https://militariatky.thebase.in/items/28153149




大きめの胸ポケットが2つにボックス型のシルエット。
プリズナー用というだけあってとてもシンプルなデザインですが、イタリアの洋服はどれもかっこいいというか、上品だけど遊び心があるイタリアらしい印象です。


フラップ付きのポケットはしっかり柄合わせされており、丁寧な作りをしています。




所々ネップが混じる生成りのコットン素材。
ブラウンのラインが入りシンプル過ぎない印象に仕上がります。
ややハリのある厚めの生地は透けたりせず安心です。


羽織として使ったり、1番上までボタンを留めて着てみたり。
デニムやカーゴパンツとの相性も良さそうです。



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2020年5月26日火曜日

アメリカ軍のスノーカモパーカー 





アメリカ軍のパーカーはリバーシブル仕様、山岳部隊が雪山にも対応できるようにカーキ色と白色、どちらを表にしても着用できるようになっています。



ジップが入ったVに切り替えられた胸元は、そのまま縫い目なしでパーカーへとつながります。
これによってフードが立体的に立ち上がり首元をしっかり守れるようにできています。



ハンガーにかけているとAラインのように見えますが、身幅の大きなストレートシルエットですので、着用時はイメージよりもスッキリとした印象を受けるかと思います。
サイドポケットはありませんが、胸から下につくフロントポケットは何でも入ってしまいそうな大きさです。


首元のジッパーは世界で初めてファスナーを発明したしたアメリカのファスナーメーカー、タロン社のものがつきます。
リバーシブル仕様のジッパーの可動もスムーズです。


首元のコードはカーキ色の糸で編まれていますが、芯にカラフルな糸を使っているため、結び目の先から賑やかなカラーが覗いています。
他人からはわからないくらい小さなところですが、こういった個性は強いポイントだと思います。




素材は高密度のコットンの平織り。
コシがあって滑らかな、とてもよい生地です。
白い方に多少のリペア跡と使用による変色はありますが、他に破れなどはない状態です。


パキッとしたカーキではなく、白が混ざったような柔らかい色味なので、暖かくなっていく気候にも合いそうです。
ジップをゆるく開けてみたり、袖をまくってホワイトカラーを見せたり、楽しい変化がつく1着です。


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2020年5月24日日曜日

フランス軍 ホスピタルのボージョンスモック




フランス軍のホスピタル用のボージョン(作業着)が入荷しています。
着衣の上に着用するため、スモックのような着丈と身幅を持ち、たっぷりと使われた生地の分量が魅力です。




控えめに首から離れた位置で立ち上がる首元。
バックには太いタックがとられ、ウエストベルトが縫いつけられています。





腹部には1940年代を表すステンシルが、太い袖にはタックが入ります。
ネップの飛び出す硬いリネン生地ですが、洗っていくうちうに体に馴染むくらいの柔らかさになります。




首の後ろには「HM(hôpital militaire)」の刻印が入ります。
荒っぽいリネン素材で男性が着ても女性が着ても、雰囲気よく仕上がる1着です。


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2020年5月21日木曜日

イタリア軍 フーデットジャケット




フロントのフードからくる高い襟と大きなポケットが特徴的なイタリア軍のジャケットです。





フードのボタンを外すとジグザクにステッチが入った翼のような形の襟が現れます。
肩にはエポレットの形できっちりと縫いつけられた補強の当て布がされています。
実際のエポレットは少し仰々しい、でも少しミリタリーらしい味付けがほしいという方にぴったりです。


マチがたっぷりと取られたポケットの下にはドローコードが入っているので、生地が大きく動き、表情豊か。
ベルトループもついて、ワサワサっと賑やかなウエスト周りです。



ボタンを開けた中には、ショルダー紐が収まっています。
縫製ではおり伏せ縫いやパイピングを採用し、きれいに始末されています。
素材はコットンの綾織、質感は滑らかで柔らかいです。


個性のあるアイテムですが、ややボックスシルエットで羽織るといかつさはありません。
意外とどんなアイテムにも合わせて頂けると思います。


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2020年5月19日火曜日

イタリア軍 シャンブレージャケット  


イタリア軍から、ブラックシャンブレージャケットが入荷しました。
前回ご紹介したシャンブレージャケットのWW2バージョンです。
https://militaria-tokyo.blogspot.com/2019/10/new-arrival_33.html



襟は開きすぎないテーラード。
肩にはエポレットが付きミリタリーらしいディティールです。


ウエストは絞られておらずAラインのシルエット。
着てみると野暮ったく広がることはなく、すとんと綺麗に落ちてくれます。


フロントのボタンはベークライトが採用されています。
マットな質感とドームのように丸く立体的な形が個性的です。



 
エポレットには木のボタンが採用されています。
カーキのようなグレーのような、絶妙なカラーに木の模様が薄く出ておりこちらのボタンも良い雰囲気です。



元々は作業用のジャケットなので実用性も兼ね備えています。
大きなポケットが2つ、内側には細く仕切られたポケットが付く嬉しい仕様です。




そして1番の魅力は白と黒の糸を交互に目で追いたくなるようなブラックシャンブレーの生地。
ギチギチに織らている為、薄手ですがしっかりとハリのあるタッチです。



隠れていた1番上のボタンを留めて着用してみました。
スラックスやマリンパンツに合わせて上品に着こなしてみるのも良さそうです。



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