2016年6月11日土曜日

ミリタリーシェルジャケット

今回ご紹介するジャケットは悪天候、体温変化から身を″まもる″ためのものです。
先日ご紹介したレインウェアの″しのぐ″とは意味合いが異なるもの。

外的環境から身を守る貝殻(shell)というニュアンスだけでも伝わると思うので、
生地の細かいウンチクは省きます。

まずはイギリス軍からDPM迷彩のものです。

ふっくらとマチがある、若干傾けて付けられた胸ポケット。

ポケット横についたストラップも含め独特な愛嬌があります。

この類では珍しいセットインスリーブ、袖の中にはハイテク素材のリブもつきます。

裾とウエストのドローコード、収納可能なフード。
シルエットが変わるので色々な着方が楽しめますね。




続いてアメリカ軍のウッドランドパターンのもの。

ポケットについた大げさなフラップと、ジッパーについた長めの引き手

グローブ装着時の操作性を考慮したものですが、良いアクセントになっています。


内部の裾にはパウダーガードも付き、寒さにめっぽう強い仕様。
こういう問題解決のデザインには、装飾のデザインにはない美しさがありますね。



最後はフランス軍、落ち着いた配色のCCEカモフラージュ柄のものです。

生地に厚みがあるので、ハイネックの襟も綺麗に立ちます。

機能性を押し売りしない、シンプルな外見で合わせやすいのが嬉しいですね。
センタージップは押し上げると一瞬で脱げる特殊なもの、左右には大容量の隠しポケットもあります。

他にも見えないところにギミックが隠れていますので、ぜひ探してみてください。





予算無制限で機能性を追求して作られたものなので、梅雨を越すだけならオーバーギミックですが、持っていると季節問わず活躍する機会が結構あるものです。







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2016年6月10日金曜日

フランス軍のワークパーカー

本日はフランス海軍の上着をご紹介します。


コットンツイル素材を、前開きのフード付きパーカーに仕立てた当時の作業着です。




手に触れると年代にふさわしい乾いたカサカサっとした質感ですが、
着用していただくとしなやかさと動きやすさを感じていただけると思います。




ウエストとフード周りにはドローコードが入っています。
たわんだ表情がうまく出る生地なので、お好みでドローコードを引いてシルエットに
歪みを出して着用するのもオススメです。


 フロントはジッパーで開閉できるので、インナーを見せて軽く羽織るブルゾン感覚で着用できる便利なアイテムです。


軍ものですが可愛らしい要素があったり、軽い色味と生地感で、
日常になじみやすいと思いますので、これからの季節の羽織りものとしていかがでしょうか?





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2016年6月7日火曜日

フランス軍 リネントップス

本日はリネン素材で作られたフランス軍のトップスをご紹介します。
ミリタリーではありますが、後方支援作業用ジャケットなのでエポレットがなく、襟もスタンドカラーでスッキリした印象。

まずはプルオーバータイプで、ガサガサとネップのある厚手のリネン素材のもの
寸胴なボディに、大きな胸ポケットが付いているだけのミニマルな作り。
胸ポケットの滲んだスタンプと相まって、どこか退廃的で枯れた雰囲気。
タックを細かく重ねた袖口と、V字のヨーク。

メタルドーナッツボタンと、ステンシルの風化。

デッドストックなりに年輪を刻んできた、ナチュラルな風合いが素敵です。


前開きタイプの生地は肌ざわりが滑らかで、細い織りのリネン。
所々リペア跡やシミこそありますが、清潔感のある淡いエクリュカラー。
極端に太いタックと、極端に低い位置のベルトが不思議なバランスの後ろ姿。





最初はボタンを掛けるのも一苦労だったリネン、それがしなやかで味のある生地に移りゆく過程には言葉にできない魅力を感じます。


他にもフランス軍の型違いや他国の物も何点かございます、ぜひ実際に生地に触れて比べてみてください。
どれもシンプルなパターンだからこそ、ディテールやファブリックの些細な違いに個性を発見できるかと。





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2016年6月4日土曜日

ドイツ軍のコックコート

本日ご紹介する色味が珍しいコックコートはドイツ軍のもの。
セットアップですが色味は若干異なります。
生地は両方とも薄手のコットンドリル地なので、これからの季節に活躍しそうです。

 
コックコート特有のなだらかな曲線を描く袖口に対し、
スタンドカラーとポケットは、角ばった直線的なデザイン。 

ポケット口の補強に裏から貼られたネイビーの生地と、くっきり残ったスタンプ。
こういう目立たない細部にこそ物語があります。





パンツはジャケットよりも黄色味のある色合いで、ストレートなシルエット。


直線的なポケットと、テンポ良く並んだサスペンダーボタン。
ジャケット同様、どこかインダストリアルな雰囲気でドイツらしいですね。





ディテールの随所に機能美を感じるコックコートですが、今回ご紹介したものは白や千鳥格子のものと比べ、可愛いくなりすぎず合わせやすいのでは?






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