2020年5月26日火曜日

アメリカ軍のスノーカモパーカー 





アメリカ軍のパーカーはリバーシブル仕様、山岳部隊が雪山にも対応できるようにカーキ色と白色、どちらを表にしても着用できるようになっています。



ジップが入ったVに切り替えられた胸元は、そのまま縫い目なしでパーカーへとつながります。
これによってフードが立体的に立ち上がり首元をしっかり守れるようにできています。



ハンガーにかけているとAラインのように見えますが、身幅の大きなストレートシルエットですので、着用時はイメージよりもスッキリとした印象を受けるかと思います。
サイドポケットはありませんが、胸から下につくフロントポケットは何でも入ってしまいそうな大きさです。


首元のジッパーは世界で初めてファスナーを発明したしたアメリカのファスナーメーカー、タロン社のものがつきます。
リバーシブル仕様のジッパーの可動もスムーズです。


首元のコードはカーキ色の糸で編まれていますが、芯にカラフルな糸を使っているため、結び目の先から賑やかなカラーが覗いています。
他人からはわからないくらい小さなところですが、こういった個性は強いポイントだと思います。




素材は高密度のコットンの平織り。
コシがあって滑らかな、とてもよい生地です。
白い方に多少のリペア跡と使用による変色はありますが、他に破れなどはない状態です。


パキッとしたカーキではなく、白が混ざったような柔らかい色味なので、暖かくなっていく気候にも合いそうです。
ジップをゆるく開けてみたり、袖をまくってホワイトカラーを見せたり、楽しい変化がつく1着です。


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2020年5月24日日曜日

フランス軍 ホスピタルのボージョンスモック




フランス軍のホスピタル用のボージョン(作業着)が入荷しています。
着衣の上に着用するため、スモックのような着丈と身幅を持ち、たっぷりと使われた生地の分量が魅力です。




控えめに首から離れた位置で立ち上がる首元。
バックには太いタックがとられ、ウエストベルトが縫いつけられています。





腹部には1940年代を表すステンシルが、太い袖にはタックが入ります。
ネップの飛び出す硬いリネン生地ですが、洗っていくうちうに体に馴染むくらいの柔らかさになります。




首の後ろには「HM(hôpital militaire)」の刻印が入ります。
荒っぽいリネン素材で男性が着ても女性が着ても、雰囲気よく仕上がる1着です。


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2020年5月21日木曜日

イタリア軍 フーデットジャケット




フロントのフードからくる高い襟と大きなポケットが特徴的なイタリア軍のジャケットです。





フードのボタンを外すとジグザクにステッチが入った翼のような形の襟が現れます。
肩にはエポレットの形できっちりと縫いつけられた補強の当て布がされています。
実際のエポレットは少し仰々しい、でも少しミリタリーらしい味付けがほしいという方にぴったりです。


マチがたっぷりと取られたポケットの下にはドローコードが入っているので、生地が大きく動き、表情豊か。
ベルトループもついて、ワサワサっと賑やかなウエスト周りです。



ボタンを開けた中には、ショルダー紐が収まっています。
縫製ではおり伏せ縫いやパイピングを採用し、きれいに始末されています。
素材はコットンの綾織、質感は滑らかで柔らかいです。


個性のあるアイテムですが、ややボックスシルエットで羽織るといかつさはありません。
意外とどんなアイテムにも合わせて頂けると思います。


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2020年5月19日火曜日

イタリア軍 シャンブレージャケット  


イタリア軍から、ブラックシャンブレージャケットが入荷しました。
前回ご紹介したシャンブレージャケットのWW2バージョンです。
https://militaria-tokyo.blogspot.com/2019/10/new-arrival_33.html



襟は開きすぎないテーラード。
肩にはエポレットが付きミリタリーらしいディティールです。


ウエストは絞られておらずAラインのシルエット。
着てみると野暮ったく広がることはなく、すとんと綺麗に落ちてくれます。


フロントのボタンはベークライトが採用されています。
マットな質感とドームのように丸く立体的な形が個性的です。



 
エポレットには木のボタンが採用されています。
カーキのようなグレーのような、絶妙なカラーに木の模様が薄く出ておりこちらのボタンも良い雰囲気です。



元々は作業用のジャケットなので実用性も兼ね備えています。
大きなポケットが2つ、内側には細く仕切られたポケットが付く嬉しい仕様です。




そして1番の魅力は白と黒の糸を交互に目で追いたくなるようなブラックシャンブレーの生地。
ギチギチに織らている為、薄手ですがしっかりとハリのあるタッチです。



隠れていた1番上のボタンを留めて着用してみました。
スラックスやマリンパンツに合わせて上品に着こなしてみるのも良さそうです。



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2020年5月17日日曜日

イギリス軍 黒染めのSASスモック




イギリス軍、特殊空挺部隊 SAS (Special Air Service)のパーカーを黒染めしました。
もともとはホワイトカラー、スノーカモパーカーとして使われていたものです。





やや下に位置する胸ポケット、それに続くようにシンメトリーにつく大きなサイドポケットなど、愛嬌のあるデザインは同部隊のベンタイルコットン素材のパーカー同様です。





袖には二の腕あたりから広範囲に渡ってエルボーパッチが縫い付けられています。
フード周りと裾にはしっかりとした太いドローコードが入り、フードの入り口直径と裾幅の調節をすることができます。


地厚なコットンツイル素材でもちっとした手触りが特徴です。
ベタ黒ではなく、ニュアンスのある墨黒に染めています。


黒染めすることで、胸ポケットなどの個性が抑えられています。
ディテイルが目立たなくなった分、合わせるボトムスや着ていくシーンを選ばなくなりました。
日常に馴染みやすく、活用頻度は高そうです。


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