ミリタリーではありますが、後方支援作業用ジャケットなのでエポレットがなく、襟もスタンドカラーでスッキリした印象。
まずはプルオーバータイプで、ガサガサとネップのある厚手のリネン素材のもの
寸胴なボディに、大きな胸ポケットが付いているだけのミニマルな作り。
胸ポケットの滲んだスタンプと相まって、どこか退廃的で枯れた雰囲気。
タックを細かく重ねた袖口と、V字のヨーク。
メタルドーナッツボタンと、ステンシルの風化。
デッドストックなりに年輪を刻んできた、ナチュラルな風合いが素敵です。
前開きタイプの生地は肌ざわりが滑らかで、細い織りのリネン。
所々リペア跡やシミこそありますが、清潔感のある淡いエクリュカラー。
極端に太いタックと、極端に低い位置のベルトが不思議なバランスの後ろ姿。
最初はボタンを掛けるのも一苦労だったリネン、それがしなやかで味のある生地に移りゆく過程には言葉にできない魅力を感じます。
他にもフランス軍の型違いや他国の物も何点かございます、ぜひ実際に生地に触れて比べてみてください。
どれもシンプルなパターンだからこそ、ディテールやファブリックの些細な違いに個性を発見できるかと。
営業時間 14:00〜20:00
0 件のコメント:
コメントを投稿