軍パンのなかでも定番化しつつあるフランス軍のチノパンですが、今回は面白いタイプのものが入荷しました。
裾のボリュームを絞ったもので、当時のアルジェリアで履かれていたようです。
フランス軍チノ特有のフロントツータックがない代わりに、サイドは生地を一枚はいで足しています。
深い股上、ゆとりのあるわたり幅から、きゅーっとすぼまっていくシルエットは、丁寧に取られたいくつかのタックによるものです。
すぼめられた先は、柔らかなコットン生地を足して紐を通して仕上げられています。
生地は綾織の目の詰まったコットン。
乾いた手触りながらも、なめらかでしなやかな動きができるよい生地です。
裏返してみると、縫製処理は折伏せ縫い等が採用され、ほころびなどないさっぱりとした美しさ、ロックミシンが必要な部分は手でかがられています。
こういった工程によって、表側にも「丁寧に作られたもの」という雰囲気が滲みます。
まるで『アラジンと魔法のランプ』に出てきそうなバルーンシルエット。
もともとのタイプは、オーソドックスという言葉が似合うパンツですが、ここまでババーンとしたボリュームが綺麗に出るなんて、素晴らしいなと感動しました。
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