イギリス軍、白いステッチの走るコンバットスモック

４つのポケットがまず目に飛び込んでくるイギリス軍のコンバットスモックです。
エポレットやエルボー部分の2重構造など、にぎやかなディテイルですが、なんとなく丸く収まっているのは全体を走る白いステッチのおかげでしょうか。

ウエストと裾にはドローコードが入ってシルエットの調節をすることができます。
女性でしたら思いっきりウエストを絞ってボディコンシャスに着ていただいてもサマになりそうです。

やや後ろ身頃側につけられたエポレット、小さめの襟にそれにそぐう大きさで取り付けられたチンストラップ。
野暮ったくなりがちなミリタリーのフィールドコートですが、それぞれのパーツのサイズ感がバランス良くシャキッとした印象に仕上がっています。

高密度のコットン素材のため、脇の下には熱がこもらないよう通気口が備わっていています。
こちらのジャケットは６０年代製、それ以降になるとこの通気口は縫製が簡略化されなくなってしまいます。

裏側には両胸部分に内ポケット、後ろ身頃裾にはマップや水とうを収納できるポケットがつき、収納力はハイレベルです。

機能的なディテイルが多く盛り込まれたジャケットを男性が着用する場合、すっきりとしたサイズ感できていただいた方が格好がよいと思います。
表記サイズは「６」、標準的な体型の方でジャストで着用いただけます。
女性なら肩を落として少し大きめでいかがでしょうか。



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フランス軍の小さなカバンたち

シックで使いやすいデザインが多いフランス軍の小物から、小さなかばんを２つご紹介します。

まずは、小ぶりのリュックサックのような形のこちらから。

もともとはバックパックのお尻の部分につけて、容量アップを目的に作られたものです。

しっかりとしたリネンのキャンバス生地はところどころネップが飛び出す粗野な素材。
それに対して細めのベルトや、レザーのパイピング、その上を走る白糸のステッチによる作りのよさが、ファッションとしての可能性を高めてくれます。

後ろにはベルトとベルトループがつき、工夫次第でどのようにも持っていただくことだできそうです。
ベルトを通してショルダーバックとしてもおすすめです。

ベルトを全部外すと、子ども用のエプロンのような形になります。
きっちりと長方形に折りたたまれたマチは10cm弱ですから、財布、携帯電話、文庫本、ペットボトルくらいはすんなり入る容量があります。

続いては、マガジンに対応したポーチとしての用途を持った小さなレザーバックです。
デッドストックのため革は硬めですが、使い込んでいくうちに手の油分などが染み込んで飴色に変化していきそうな育てがいのある革を使っています。

フラップはキボシにはめ込んで使う簡易的な仕様です。
裏側にはDカンとベルトループがついていて、これも工夫次第でいろいろな持ち方が楽しめそうです。

一番のオススメは、セカンドバックとしてそのままちょこんと手に乗せる。
かわいいです。
あとはベルトを通してサコッシュのように持ったり、コートの上からウエストを締めてみたりも格好がよさそうです。
荷物はそんなに入らないのが残念ですが、お伴のようにどこにでも持って行きたくなるキャラクターです。


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CC41 ほんのりピンクなスタンドカラーシャツ

以前も入荷してご好評いただきましたCC41シリーズ、今回はグッドサイズで入荷しています。
CC41はイギリス内で1941年から1952年まで、大戦中に物資制限をかけられたプロダクトの総称です。

こちらのシャツはスタンドカラーにプルオーバー仕様、丸く切り取られた裾の動きが美しい一枚です。

タグには「wash as wool」と記載されていて、生地はふんわりとした起毛感があり、コットンとウールの混合かと思います。
とても優しい肌ざわりで程よい厚みがあり、実際に暖かさも感じていただけます。
お色はベビーピンクよりももっと淡い、ベージュにも見えなくないうっすらとした桃色です。

裾のハギ部分にかませられた三角マチは健在です。
時代背景上、材料に制限がかけられていたとしても、この手間は省かないイギリスの真摯なテーラーメイドの技術を感じます。

背中のヨークは２重構造、肩甲骨の厚みに対応できる最小限にとどめたような幅の小さい2本のタックが入り、すっきりとした後ろ姿に仕上がっています。

着用時にはイギリス軍のオフィサーシャツにも少し似た印象を受けます。
ニュアンスのある色合いとスッキリとしたシルエットが妙に色っぽい。
ぜひ男性にさらりと着ていただきたい一枚です。


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ベルギー軍シンプルなリネンのオールインワン

ベルギー軍のシンプルなオールインワンのご紹介です。
フロントの片方の胸ポケットとカーブを描く入り口を持ったサイドポケット、それ以外余分なものは一切ないデザインです。



横には、アンダーに着ているパンツのポケットにアクセスするためのスラッシュが開いていますが、パッチポケットがついているので閉じてしまってもよいかもしれません。

ひっくり返すと期待していたバックポケットもなく、ウエスト調節のシンチバックだけがついています。
それも細めのベルトでとても控えめで、かわいらしく。





シンプルなデザインだからこそ、気になるのがどのような素材で作られているかだと思うのですが、ここは期待に応えてくれます。
無漂白の生成り色、ヘリンボン織のリネンです。
光沢と表情の豊かさ、古いリネンならではのふるふるとした手触りと動きを感じていただけるよい生地です。
裏返すと、なめらかな表側とは異なって、凸凹とした織り跡が残り、たくさんの材料を使ってぎゅっと強く織られた生地だと教えてくれます。

この季節にリネン素材のアイテム（しかも全身）をお品出しするのはどうかな、とは思ったのですが、オールインワンは一枚で着るよりも、何かロング丈のアウターを羽織ったときが一番格好よく見えると思います。

重厚な冬のウールコートと合わせて、素材のアンバランスさを楽しんでみてください。

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フランス軍グレネードベスト

フランス軍から面白いベストが入荷しました。
1950年代頃に使用されていたグレーネードベストです。

こちらはコットンタイプのものです。
パイピングのグレーカラーは浮きすぎず、下に着る洋服との良いつなぎ目になってくれます。

サイドには、着脱に便利なフック型の金具が付きます。
これによって、身幅も調整していただけるようになっています。

前後につく特徴的な大きなポケットは、グレネードを入れるためのものです。

なかはセパレート仕様になっています。

用途だけ聞くと物騒なイメージですが、ちょこっとついた紐を結ぶと、だいぶ愛嬌のある表情を見せてくれます。

今回は、リネンタイプとコットンタイプが色違いで2種類を仕入れることができました。
パーカやニットなどの上にプラスするだけで、コーディネートの幅が広がりますよ。


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スウェーデン軍M55シャツ

先日の入荷日には沢山のお客様にご来店いただき、ありがとうございました。
ご紹介しきれていない商品もたくさんございますので、これからもブログを更新していきますね。

今回は軽めのアイテム、スウェーデン軍のプルオーバーシャツをご紹介します。
首元に2つ並ぶボタンと長細い三角を形どる前合わせ、フロントのデザインが一番の個性です。





高密度のコットン生地の裏側はふんわりと起毛しており、首元の高いデザインとともに秋冬にピッタリなシャツになります。

動作の邪魔にならないよう深くスリットの入った、やや長めの着丈の裾。
前後ともラウンドしており、丸く緩やかな曲線が描かれています。

キュッと引き締まった印象的な首元から始まり、裾の緩やかなカーブでその緊張感がほどよく抜けるグッドバランスな一枚です。


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new arrival その１８ モーターサイクルコート

本日８回目のブログ更新です。

これでラストです！

人気のモーターサイクルコート、秋冬に向けて１年間いろいろと探し回り貯めていました。
デッドストックもののみを厳選してお品出しです。

サイズ別、初期、中期、後期モデルといろいろと入荷予定です！ 
今日は1stモデルと呼ばれる、最初期型をご紹介しますね。

バンブーボタンが使用されているのと、
マントのようなオーバーシルエットが特徴です。

このバンブーボタン、実は日本から輸入されてたみたいです。
WW2で日本との関係が悪化するまで使用されていた、数年間だけの製造品です。

素材はリネンのキャンバス素材。

他にもコットンリネン、コットンのみと色々バリエーションがあるので、

お好きなものを見つけてください。

明日はいつも通り14時よりオープンです。

皆様のご来店、心よりお待ちしております！


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