2018年11月30日金曜日

ブラックカラーのフリースジャケット




イギリスのポリスマンが着用していたフリースジャケットをご紹介します。
パイロットジャケットなどに見られるショート気味の着丈、ゆとりのある身幅がリブで絞られた、ふくらみのあるシルエットです。



憲章を取り付けるための肩のテープや、袖の補強の当て布はコットン素材。
同色同士で発生する、地味なコントラストを楽しめます。


縦に3本並ぶジップも珍しいデザインです。
フロント合わせのジッパーは両開きなので、インに着たもののデザインによって、ジャケットの裾の絞りをうまく調節することができます。


ふんわり柔らかい、けども頼もしい厚みのある素材はフリース素材の先駆者、ポーラテック社のもの。
なめらかなスエードのような手触りです。


軽くて暖かく、ほどほどに格好つけられる。
色も素材も扱いやすいですが、それだけではないアウターです。


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2018年11月29日木曜日

フランス軍M64パーカーのライナー


ガウンやコーディガンのように羽織れるミリタリーライナーは当店でも人気がありますが、イチオシさせていただきたいのがフランス軍M64パーカーのライナーです。


大きく開いた首元に、袖と身頃の裾が丸く終わる、ふんわりと優しいシルエット。
M64パーカーの初期タイプに付属していたライナーで、状態はデットストックです。


一番上のボタンに対してのみボタンホールがついていますので、ここだけ留めてあとは動きに任せてきていただくのが、ちょうどよさそうです。



身幅はたっぷりと取られ、後ろから見ると余剰分が縦にドレープのような形を作ります。
袖のつき方も直線ではなく曲線のパターンで。
肩から袖裾への柔らかいラインをつくっています。
 

肉厚で柔らかいウール素材は適度なハリを持っているので、だらんとゆるくなりすぎることなく、よい形を保ってくれます。 


首元を抜き気味に着用せずとも、肩の位置にきちんと乗せるだけで綺麗なカーブで空き具合が楽しめます。
インナー次第でいろいろな着方ができそうです。
軍モノのほとんどはもちろんメンズ規格ですが、今当店で一番女性らしく仕上がるアイテムは?、と言われるとこのライナーだと答えるなぁと、このブログを書きながら感じました。


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2018年11月28日水曜日

Buying in Europe その1 





 先日からヨーロッパ買い付けに来ています。

こっちの最高気温は3.5℃、すっかり真冬の寒さです。
日の出は朝の8時30分、夜は5時から。
空はひたすら曇天雲と、霧がモヤモヤっとした陰鬱な冬のヨーロッパ。
日本にはない感じですね〜



イタリア軍から1枚袖のレインコート&ライナーコートを紹介します。



ポリアミドという聞きなれない化繊素材です。
防火性と耐久性に優れた1960s当時のハイテク素材ですね。
タッチも独特で、ゴリゴリっと10ozデニムくらいの厚みがあります。




袖の切り替え位置がおもしろいところにある変形仕様の一枚袖。
ただ面白いだけでなく腕のゆとりや、補強の意味もある作りになっています。
肩の馴染み方はとてもよいですよ。




ちなみに別売りですが、ウール製のライナーもあります。



こちらもコート同様の、身幅広めでAライン型のシルエット。



全体的にゆったりとしたデザインですが、
袖口がリブ仕様の為、しまるところはしまっているといった印象です。



カーキが多いライナーの中で、グレートーンといった色合いも良いポイントです。
 コートもライナーもどちらも素晴らしいプロダクトです。

次の更新も楽しみにしていてください。

2018年11月27日火曜日

イタリア軍、動きやすいネイビーニット


伸びのよいしなやかなウール糸で編まれたイタリア軍のニットをご紹介します。
深いネイビーカラーの細めの糸を使って、しっかりと整然とした目で編まれた質のよいニットです。



鎖骨の部分にちょっとした織り柄が入り、ハイネックの上にボートネックシャツを重ねたようなデザインです。
首元はちょっとした締め付けを感じますが、ピタッとした着心地はタブつくことがなく、ハイネックニットを着たときにときどき感じる、顔周りの煩わしさがありません。



肩に対してほぼ水平についた袖も、着用時にはすっきりと着る人それぞれの肩に馴染んでくれます。





お腹部分は長さのあるリブに編まれ、まるでボトルのような状態です。
着用していただくと、腰にフィットし、モタモタしません。



見た目のサイズは少し窮屈に感じるかもしれませんが、体の動きについてきてくれる設計をしているので、着心地はジャストで気持ち良く感じます。
冬でもテキパキ、もたつかない、活動的になれそうなニットです。


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店舗closeのお知らせ

店休日のお知らせです。
店主、買い付け中のため、11月28日(水)、12月6日(木)、12月12日(水)がCLOSEとなります。

ご迷惑をおかけしますが、お間違いのないよう宜しくお願い致します。

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2018年11月22日木曜日

明るいカラーのドイツ軍、トレーニングTシャツ 


冬の差し色に、ぱっきりきれいな色のロングTシャツをご紹介します。
以前、半袖タイプのものが入荷したドイツ軍のトレーニングシャツです。




今回は暖色系、イエローとレッドをピックアップしました。
首元は、一枚でもいやらしさのない空き具合で、つまり気味のTシャツをなかに入れれば控えめなレイヤードが楽しめます。


袖口はしっかりとしたリブ仕様、腕をたくし上げた時にきれいに止まってくれます。
冷たい風が入ってこないのもポイントです。


生地はなめらかで伸びのあるコットン100%の天竺編み。
過敏になりやすい冬の肌にも気持ちよく着ていただけます。


ボリュームのあるニットカーディガンや、ボアのライナージャケットの下などにも相性が良さそうです。
気持ちが明るくなるビタミンカラー、うまく使っていただいて、冬も楽しく過ごしていただきたいです。


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2018年11月21日水曜日

フランス軍 サービスシューズ


さまざまなコーディネートをシンプルに引き締めてくれる、フランス軍のサービスシューズが入荷しました。


軍の式典など、正装をする際に着用されていたドレスシューズです。
柔らかいレザーの質感や、光沢感が際立ちます。


おなじみのMarbot社製とBALLY社製。サイズによってどちらかの製造となります。


ソールがラバーのため、天候を気にせずラフに履いていただけるのも魅力ではないでしょうか。
今お使いになられている革靴の、サブシューズとしても活躍していただけますよ。


サイズは38.39.40.41.42を用意することができました。24cm〜26cmくらいの方であれば合うと思います。
店頭でもご好評いただいてますが、まだサイズが揃っているので気になる方はぜひ試してみてください。




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2018年11月20日火曜日

フランス軍 M38フィールドシャツ


光の下に出ると淡いグリーンにもグレーにも見える、乾いたコットン素材のフランス軍、M38フィールドシャツをご紹介します。


スタンドカラーにシンメトリーについた大きめの胸ポケットはキリッと引きしまったデザインで、媚びのない表情です。




後ろ身頃は大きめな身幅がストンと落ちていくだけ。
ポケットのフラップをめくるとわかる退色前の色はグレーがかったカーキ色です。
肩から裾に向かってできたグラデーションは光の加減によって、くっきりと出たり淡く出たりと印象が変わります。


当時のフランスのワークシャツからの流れでフランス軍のシャツには背中や袖口に細かいダーツがよく見られるますが、それが一切ない、ごくごくシンプルな作りです。


生地はところどころネップが飛び出す、しっかりとなめらかに織られた平織りのコットン。
フロント左下、色落ちでネイビーカラーになったステンシルが、淡いグレーの上に落ちる配色もよい具合です。


経年による退色だけが優しく、他には甘さを感じるようなディテイルがどこにもない一枚。
私たちの目にはフェミニンに映るような当時のフランスらしさを、よい意味で払拭しきったシャツだと思います。


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2018年11月19日月曜日

オーストリア軍 深いブラウンのオーバーパンツ




これからの季節に暖かく履いていただけるオーストリア軍のオーバーパンツのご紹介です。
以前も一度ブログに掲載したものが再入荷しました。




ブラウンよりの深いカーキの色合いも秋冬らしいトーンです。
パンツ全体に対して華奢に感じられる肩紐は背中心でひとつにまとめられ、ゴムが入りシャーリングになった腰元から、ポケットが1つもないさらりとした後ろ姿が続きます。





表のなめらかなナイロンのような素材はPES、耐熱・耐久性の高いプラスチック素材です。
その下にGore-Texが挟まれ、続いてポリアミドの裏地となっています。
暖かさのエビデンスのような素材使いで、雨や風をしのぎ冬を快適に過ごせそうです。



様々なシーンでの着脱を予想して、両サイドは裾から腰元までジッパーが引かれ、すべてを外すとバラリとはだけるような構造です。


機能だけを追うとコワモテに捉えられる材料が多い、このパンツ。
ですが、実際に着用すると太めのシルエットにサイドのファスナーとマジックテープによるクシュっとした表情がチャーミングな一本です。


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