今回の入荷では1920〜40年代頃のドイツ軍のアイテムがスペシャルピースとしていくつか入荷いたしますが、こちらもそのうちの一つ。
当時、植民地での作業着用につくられたリネンジャケットになります。
襟元はすべてのボタンを閉じるとステンカラーに、開けると程よく開襟しテーラードジャケットのような上品さも持ち合わせます。
さらに襟裏には美しいカーブで形取られたチンストラップまでつく、よく考えられた作りになっています。
襟の形と首元を支える白いステッチは、続いて背中中心をささっと走っていきます。
全体のシルエットは、ウエスト辺りのもたつきを整えたちょうどよいボックスシルエットです。
比翼ボタンをすべて開けてきても、シルエットは崩れることなく、ラフに格好がつく万能さ。
太めで前振りの効いた袖は、格好がつき過ぎないバランスを作ってくれます。
裏側は縫い代すべてが出ないように考慮された始末され、返しても着れるのではないかと思うくらい、きれいに処理されています。
古い時代のドイツ軍のものには、ぎゅっと統制がとれた丁寧さを感じるものが多いです。
内ポケットには数字が点在するステンシルが印字されています。
おそらくサイズを表記したものです。
今回は2サイズの入荷で、中央の数字が96のものが大き目、90と表記されているものがそれより小さい個体となります。
この時代のドイツ軍のヘリンボン織リネンはしっかりと密度が高く、「洗って・着込んで」の変化もよいので、ファンの方もいらっしゃると思います。
今回はブラックでかっちり格好がつくよう合わせましたが、もちろんナチュラルなコーディネートにもおすすめです。
デザイン、縫製、素材、三拍子そろったジャケットです。
インスタグラム instagram.com/militaria_tokyo
Address 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目57−3、ベルクレストビル1F
E-mail militaria.tokyo@gmail.com
営業時間 14:00~20:00
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